オッサン

Ossan

(キャラクター: オッサン)
オッサンは、手塚の科学者集団の一人としてスタートしましたが、真暮部太留、花丸博士、お茶の水博士のような人物には追いつけず、すぐに背景の従属的な役割に降格されました。しかし、この挫折にもかかわらず、彼は召使い、警察官、記者、または単なる群衆の中の男など、端役で活躍し続けました。

彼は『黄金バット』(1947年)で科学者「珍智輪博士」役としてデビューし、『地底国の怪人』(1948年)の科学者役としても記憶に残りますが、『メトロポリス』(1949年)に登場する頃には、ロートン博士の召使い役としてキャスティングされていました。『罪と罰』(1953年)の愛すべき酔っ払い「マルメラドフ」役は、彼のキャリアの転換期となったようで、その後に続く役柄は、簡単な通行人や一言だけの役柄がほとんどでした。

オッサンは主に、日本の俳優である高勢實乗をモデルにしており、彼のキャッチフレーズ「あのね…オッサン」で知られています。実際、『未来千夜一夜』(1948年)や『白いパイロット』(1961年)では、オッサン自身が高勢の有名なセリフ「おい、おっさん、殺す気か…」と言っています。しかし、『地底国の怪人』(1948年)に登場する群衆シーンに関する脚注で、手塚は「このシーンのすべてのキャラクターの顔はミルト・グロスに由来する」と書いているため、漫画キャラクターとしてのオッサンの開発過程で、高勢實乗の容姿がミルト・グロスの容姿と組み合わされたと考えられています。