伴俊作

Shunsaku Ban

性別
男性
(キャラクター: バン・シュンサク)
トレードマークの巨大な、剛毛の口ひげで容易に識別できるバン・シュンサクは、「ヒゲオヤジ」または「マスタッチョ」という愛称でも親しまれ、手塚治虫の最も息の長いキャラクターの一人です。特に洗練されているとは言えないものの、元気いっぱいの、中年男性として描かれることが多く、『ロストワールド』(1948年)、『メトロポリス』(1949年)、『来るべき世界』(1951年)、『鉄腕アトム』(1952-68年)、『ロック冒険記』(1952-54年)、『ライオンブックス』(1956-57年)、『ブラック・ジャック』(1973-83年)、『三つ目がとおる』(1974-78年)、『MW』(1976-78年)、『虹色のトロツキー』(1981-82年)など、手塚治虫の最も重要なシリーズの多くに登場しています。短気で荒っぽいですが、正義感に燃える温かい心の持ち主でもあり、勇敢な探偵という彼のいつもの職業にぴったりです。

興味深いことに、バン・シュンサクは手塚治虫の多くのシリーズに登場していますが、彼自身が創造したわけではありません。手塚治虫が著書『ぼくはマンガ家』で告白しているように、ヒゲオヤジのキャラクターデザインは、手塚治虫の親友が中学生の時に自分の父親を描いた落書きに基づいています。手塚治虫はそれを盗用し、初期のアマチュア作品である『 старичок 探偵』で使用し、すぐに手塚治虫の作品に欠かせない存在となりました。

『ライオンブックス』(1956-57年)の章「緑の猫」(1956年)では、黒髪で有名な口ひげのない、若い頃のバン・シュンサクの珍しい姿を見逃さないでください。