アニメ「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」の第2期が、新たな企画「プリンセスプロジェクト」を始動させた。その第1弾として、名作童話「美女と野獣」をテーマにした豪華なビジュアルが公開されている。
このビジュアルでヒロインの椎名真昼を描いたのは、京都アニメーション出身のキャラクターデザイナー・たかせまる氏。「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のキャラクターデザインや、「葬送のフリーレン」第2期のキャラクターデザイン共同作業でも知られるベテランだ。背景アートを手がけたのは、同じく京アニ出身のShuya Uchiyama(内山周也)氏で、「火星人」ミュージックビデオの背景アートディレクターとしての実績を持つ。二人のコラボレーションによって、気品あふれる仕上がりになっている。
プリンセスプロジェクトは今後も続く予定で、毎週水曜日に新たなビジュアルが1枚ずつ公開されていく。どのようなテーマで真昼が描かれるのか、すでに期待が高まっている。
作品自体は、2018年に小説投稿サイト「小説家になろう」でウェブ小説として連載がスタート。2019年よりSBクリエイティブからライトノベルとして刊行され、2026年3月時点で本編12巻を数える人気シリーズだ。アニメ第1期は2023年1月から3月にかけて放送され、project No.9が制作を担当した。
物語の主人公は、一人暮らしをする平凡な高校生・藤宮奏甘。学校一の美少女と称される隣人・椎名真昼とはほとんど接点がなかったが、ある雨の日に公園で困っている彼女に傘を貸したことをきっかけに、二人の関係は少しずつ変わり始める。天使のような隣人が不器用な少年の生活に溶け込んでいく、じんわりと温かいラブコメだ。
注目したいのは、このプリンセスプロジェクトの仕掛けの巧みさだ。椎名真昼というキャラクターは、その端正な容姿と完璧な立ち振る舞いから「天使」と呼ばれる存在であり、さまざまなプリンセスに見立てたビジュアルとの相性は抜群といえる。第1弾の「美女と野獣」というチョイスも、奏甘と真昼の関係性を重ねて見ると意味深で、スタッフの遊び心が感じられる。
また、たかせまる氏と内山氏という京アニ出身コンビが手がけているという点も見逃せない。作品の制作スタジオはproject No.9だが、こうした形で豪華なゲストアーティストを起用することで、第2期への本気度が伝わってくる。
第2期は2026年4月3日より日本での放送がスタートしている。プリンセスプロジェクトの続報も含め、今後どのような展開が待っているのか、引き続き目が離せない。