「探偵はもう、死んでいる。」の第2期アニメが、初のキービジュアルとトレーラーを公開した。7月放送予定だったが制作上の都合により10月へと延期されており、ファン待望のビジュアル解禁となった。
アニメーション制作は引き続きスタジオENGIが担当し、栗原学が監督を務める。脚本は赤尾でこ、キャラクターデザインは伊藤嘉介と、1期の主要スタッフが続投する布陣だ。キャストも変わらず、宮下早紀がシエスタ、竹達彩奈が夏凪渚、多田このんが斎川唯、白砂沙帆がシャーロット・有坂・アンダーソン、永井大智が君塚君彦をそれぞれ演じる。
本作は、にごzyuによるライトノベルを原作とする作品で、イラストはうみぼうずが担当。メディアファクトリーより2019年11月から刊行されているシリーズだ。ムギコによるもの(2020〜2023年)とぽにによるもの(2021〜2022年)の2種類のコミカライズも展開されている。
物語の主人公は、ひょんなことから銀髪の美少女探偵・シエスタと出会い、世界各地を飛び回りながら難事件に挑んできた君塚君彦。しかし、シエスタは突然の死を迎え、二人の冒険は幕を閉じる。1年後、新たな事件が君塚の前に現れ、殺人、陰謀、そして亡き相棒の影が再び絡み合っていく——というのが大まかな流れだ。コメディ、ミステリー、恋愛、超自然要素が混在した独特の世界観が特徴で、「タンモシ」の愛称でファンに親しまれている。
注目したいのは、今回公開されたトレーラーの雰囲気だ。1期では「探偵はもう、死んでいる」というタイトルが示す通り、シエスタの不在という喪失感が物語の根幹を成していた。2期ではその謎がさらに深掘りされる展開が予想され、原作ファンの間では「あのシーンがどう描かれるか」という期待と緊張が入り混じっている。
スタジオENGIは近年、複数の作品を手がけてきたスタジオだが、タンモシのようにキャラクターの感情表現が重要な作品では、演出の丁寧さが評価を大きく左右する。1期の映像表現については賛否があっただけに、2期でどれだけブラッシュアップされているかは、既存ファンにとっても新規視聴者にとっても大きな見どころとなるだろう。
7月から10月への延期は残念なニュースではあるが、その分クオリティへの期待値は自然と高まる。キービジュアルに込められた意図、トレーラーの演出の細部——今後明らかになるさらなる情報とともに、10月の放送開始に向けて目が離せない。