コミックナタリー(TSUTAYA調べ)が発表した2026年3月30日〜4月5日の週間マンガ単行本売り上げランキングで、遠藤達哉による「SPY×FAMILY」第17巻が見事1位を獲得した。
ランキングの全順位は以下の通り。1位「SPY×FAMILY(17)」遠藤達哉(集英社)、2位「ダンダダン(23)」龍幸伸(集英社)、3位「ONE PIECE(114)」尾田栄一郎(集英社)、4位「鬼の花嫁(9)」富樫じゅん/クレハ(スターツ出版)、5位「夏目友人帳(33)」緑川ゆき(白泉社)、6位「虫かぶり姫(11)」喜久田ゆい/由唯/椎名咲月(一迅社)、7位「ふつつかな悪女ではございますが〜雛宮蝶鼠とりかえ伝〜(10)」尾羊英/中村颯希/ゆき哉(一迅社)、8位「見える子ちゃん(14)」泉朝樹(KADOKAWA)となっている。
今週の顔ぶれを眺めると、集英社勢の強さが際立っている。SPY×FAMILY、ダンダダン、ONE PIECEがトップ3を独占する形となり、週刊少年ジャンプ・ジャンプ+の底力を改めて見せつけた格好だ。
首位のSPY×FAMILYは、スパイの父・殺し屋の母・超能力者の娘という秘密だらけの家族が繰り広げるホームコメディ。アニメも好評を博しており、単行本の売り上げも安定して高水準を維持し続けている。17巻というロングセラーを記録しながらも新刊が発売のたびにランキング上位に食い込んでくるのは、根強いファン層の厚さを物語っている。
2位のダンダダンは、オカルトと超常現象をテーマにしたスピード感あふれるバトル作品で、アニメ化も大きな話題を呼んだ。23巻とコンスタントに巻数を重ねながらもランキング上位をキープしており、勢いが衰えていないことがよくわかる。
注目したいのが4位に入った「鬼の花嫁」だ。スターツ出版のタイトルがこの位置に入ってくるのは、ライト文芸・TLジャンル出身の作品がマンガ読者全体に広く浸透してきた証拠とも言える。同様に一迅社からも「虫かぶり姫」と「ふつつかな悪女ではございますが」が6位・7位にランクインしており、いわゆる悪役令嬢・異世界ロマンス系のジャンルが依然として強い支持を集めていることが読み取れる。
5位の「夏目友人帳」は33巻という圧倒的な長期連載作品。静かに、しかし確実に読者の心をつかみ続けるこの作品がランキングに顔を出すたびに、その息の長さに感嘆させられる。ファンにとっては毎回の新刊が特別なイベントになっているのだろう。
来週以降も新刊ラッシュが続くことが予想されるだけに、ランキングの顔ぶれがどう変わるか引き続き注目していきたい。