TVアニメ「クジマ歌えば家ほろろ」の第1話あらすじと場面カットが公開された。自販機の下で小銭を探す謎の生物との出会いという、なんとも気になる幕開けとなっている。
公開された情報によると、第1話では中学一年生の主人公・幸田アラタが、ある奇妙な存在と遭遇する場面が描かれる。自販機の下を覗き込むという日常的なシチュエーションから始まるこの出会いが、幸田家の日常をどう変えていくのか、早くも期待が高まる。
本作は紺野アキラによるマンガが原作のホームコメディアニメ。制作はShouchikuとStudio Hibariが担当し、全12話で放送される予定だ。
物語の舞台は、浪人生の長男を抱えてどこかぎこちない雰囲気が漂う幸田家。そこに突如現れるのが「クジマ」と名乗る謎の生物だ。普通に言葉を話し、人間や昆虫と同じものを食べるという、なんともつかみどころのないキャラクターで、宇宙人なのか、それとも全く別の何かなのか、その正体はいまだ謎に包まれている。
このクジマという存在が面白いのは、圧倒的なスペックや特別な力を持つわけでもなく、自販機の下で小銭を探しているという、どこか人間くさい姿で登場するところだ。突拍子もない設定でありながら、妙に生活感があるというギャップが、日常系コメディとしての味わいを生み出している。
原作マンガはそのほのぼのとした空気感と、家族それぞれの関係性の描き方に定評がある作品。浪人生の長男という、笑えるようで笑えないリアルな家庭の事情を背景に置きながら、クジマという異質な存在が家族の空気をほぐしていく展開は、読者から支持を集めてきた。アニメ化にあたってその温度感をどう再現するかが、ファンにとって最大の注目点になるだろう。
Studio Hibariはこれまで日常系・コメディ作品の制作経験を積んできたスタジオであり、本作のような「地味だけど味のある笑い」を丁寧に映像化できるかどうかが鍵を握る。派手な演出よりも間の取り方やキャラクターの表情芝居がものを言うジャンルだけに、スタッフの手腕が問われる一作だ。
第1話の場面カット公開を皮切りに、キャスト情報や主題歌など続報の発表も期待される。クジマが幸田家にどんな波乱と笑いをもたらすのか、続く情報に注目していきたい。