終わった世界を旅する女2人組の物語——鍋谷やかん新連載「ノアの渡航券」がヤングエースUPで開幕

終わった世界を旅する女2人組の物語——鍋谷やかん新連載「ノアの渡航券」がヤングエースUPで開幕

KADOKAWAのウェブマンガサービス「ヤングエースUP」にて、鍋谷やかんによる新連載「ノアの渡航券」がスタートした。

作品の舞台は、すでに終わりを迎えた世界。その世界では、AIによって管理された「方舟」と呼ばれる施設が存在しており、そこに乗り込むためには特定の条件を満たす必要があるらしい。主人公となる2人の女性は、方舟への搭乗資格を得るために必要な「男」を探して旅に出る、というのが物語の骨格だ。

終末世界を舞台にしたロードムービー的な構造と、AIが支配する方舟というSF的な設定が組み合わさった、かなり独特のジャンル感を持つ作品である。タイトルの「ノアの渡航券」は、旧約聖書に登場するノアの方舟を明らかに意識したもので、滅びゆく世界から選ばれた者だけが生き延びるという古典的なモチーフを現代的にアレンジしていることが伺える。

作者の鍋谷やかんは、これまでもKADOKAWA系列の媒体で活動してきた作家で、独特の世界観構築に定評がある。新連載という形で満を持して送り出されたこの作品、設定の密度からして相当な物語の奥行きが期待できる。

注目したいのは、「男を探す女2人の旅」という構図だ。終末世界を生き抜く女性キャラクターたちの関係性や、彼女たちが探す「男」の存在がどのような意味を持つのか、物語の核心に関わる謎として機能しそうで、序盤からぐいぐい読ませる力がありそうだ。

AIによる方舟の管理という設定も、現代的なテーマ意識を感じさせる。人類の存続を機械が選別するという構図は、倫理的な問いかけをはらんでおり、単純なサバイバル物語にとどまらない深みを持つ可能性がある。終末SFとしての完成度がどこまで追求されるか、今後の展開が楽しみな一作だ。

ヤングエースUPでは随時更新が続く予定とみられ、今後のストーリー展開や設定の掘り下げに引き続き注目していきたい。

終わった世界を旅する女2人組の物語——鍋谷やかん新連載「ノアの渡航券」がヤングエースUPで開幕

もっと見る

アニメ・マンガの視聴記録を管理しよう

無料登録 アニメタナとは →