TVアニメ「追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。」、通称「チー付与」が2026年のエイプリルフールに合わせた企画を実施し、謎のキャラクター「どんぐり?」のビジュアルとプロフィールを公開した。
公開されたのは、手足が不自然に長く、どこか優雅な佇まいを持つ犬のキャラクター「どんぐり?」。作中キャラクターの登場番号としては「第29638弾」と銘打たれており、その桁数の多さだけでも思わず笑ってしまう。ビジュアルは公式サイトおよびSNSを通じて4月1日0時に解禁された。
「チー付与」は、六志麻あさによるマンガと業務用餅による原作小説を下敷きにしたTVアニメ作品。魔法と科学が共存する世界を舞台に、不当に追放されたチート級の付与魔術師が、自由気ままな第二の人生を歩んでいく異世界ファンタジーだ。武器だけでなくあらゆるものに「強化ポイント」を付与できるという主人公の能力設定が、タイトルの長さ同様に独特の存在感を放っている。
エイプリルフール企画としての完成度という点では、「第29638弾」という数字のセンスがまず秀逸だ。「第2弾」や「第10弾」ではなく、あえて5桁という非現実的な番号を振ることで、ネタとしての振り切り具合が際立っている。さらに「どんぐり?」という名前の末尾にクエスチョンマークが付いているあたり、制作陣がどこまでも真剣にふざけていることが伝わってくる。
原作ファンの間では、こうした公式のユーモアセンスはもともと好意的に受け止められてきた。作品のタイトル自体がすでに相当な長さを誇っており、そのシュールさを自覚した上で楽しんでいるファン層が多い。今回のどんぐり?も、そのカルチャーにきちんと乗っかった企画といえるだろう。
手足が長く優雅な犬というビジュアルの方向性も、「強そう」でも「かわいい」でもない絶妙な着地点を狙っており、見た者が思わず「なぜ?」と首をかしげるような独特の存在感がある。こういった一見無意味に見えるキャラクターに、ファンが勝手に設定や愛称をつけて盛り上がるのもエイプリルフール企画の醍醐味だ。
どんぐり?が今後の本編に何らかの形で絡んでくるのか、それとも4月1日限りの幻として消えていくのか、続報があるとすれば気になるところだ。「チー付与」の公式動向は引き続きチェックしておきたい。