海外の漫画レーベル・Titan Mangaが、「聖闘士星矢 冥王異伝ダークウイング」英語版第3巻の表紙と内部アートを先行公開した。同巻は2026年5月12日に紙書籍として発売予定となっている。
今回公開されたビジュアルは、Titan Mangaが独占でお披露目したもの。第3巻のあらすじによれば、冥界の審判者「ワイバーン」となった主人公・翔一郎が、双子の弟にして黄金聖闘士・双子座を担う蒼二郎と、運命的な激突を迎えるという展開が描かれる。さらに、アテナの転生者であるカトレアが呪われた矢に射られ、謎めいた神・ヤルダバオートが戦局に介入するなど、聖域と冥界の均衡が崩れかけるスケールの大きな展開が待ち受けているようだ。
「聖闘士星矢 冥王異伝ダークウイング」は、車田正美の原作「聖闘士星矢」(1985〜1990年)を源流とするスピンオフ漫画。斉藤けんじ(原作・脚本)と上田信舟(作画)のタッグによって生み出された本作は、2020年12月19日より秋田書店の月刊「チャンピオンRED」にて連載をスタート。2025年12月時点で単行本は8巻まで刊行されている。
注目したいのは、本作の舞台設定だ。「冥王異伝」という副題が示す通り、冥界にフォーカスを当てた世界観は、原作の名エピソード「冥王ハーデス編」を彷彿とさせる。そこに双子の兄弟という血の絆と、聖域・冥界という対立構図を絡めた第3巻の展開は、シリーズの核心に触れる重要な局面と言えるだろう。「ヤルダバオート」という聞き慣れない神の名前が登場している点も気になるところで、原作にはなかった独自の神話体系がどう広がっていくのか、ファンとしては見逃せない。
原作「聖闘士星矢」はTVアニメ化をはじめ、数多くの続編・スピンオフ作品を生み出してきた伝説的シリーズ。2023年には実写映画も公開されるなど、今なお世界中にファンを持つ。そうした巨大なIPの新たな一角を担う本作の英語版展開は、海外における星矢人気の底堅さを改めて感じさせる動きだ。
国内ではすでに8巻まで進んでいる本作だが、海外版がどこまで追いついていくのか、またTitan Mangaによる今後のビジュアル公開にも引き続き注目していきたい。