「お母さんと一緒!~40歳の看取りと恋~」新連載スタート 広田奈都美が40代独身女性のリアルな人生を描く

「お母さんと一緒!~40歳の看取りと恋~」新連載スタート 広田奈都美が40代独身女性のリアルな人生を描く

「ナースのチカラ」シリーズで知られるベテラン漫画家・広田奈都美の新連載「お母さんと一緒!~40歳の看取りと恋~」が、4月3日発売のフォアミセス5月号(秋田書店)にて始動した。

作品の主人公は40歳の独身女性。仕事と恋愛に向き合う日々を送るなか、母親のがん発覚という現実が突然降りかかる。さらに、これまで「独身仲間」として支え合ってきた友人たちが次々と結婚していくなか、主人公はひとりで人生の荒波をサバイブしていくことになる。タイトルの「お母さんと一緒!」には、娘として母を支えながら自分自身の人生も生きていくという、複雑な感情が込められているようだ。

広田奈都美といえば、医療現場を舞台に人間ドラマを丁寧に描いてきた「ナースのチカラ」シリーズで多くのファンを獲得してきた作家だ。医療や介護といったシリアスなテーマを扱いながらも、登場人物の感情や日常をリアルに、かつ温かく描くのが持ち味で、特に女性読者からの支持が厚い。

今作の舞台となるフォアミセス(秋田書店)は、大人の女性向けに人生のさまざまな局面を描く作品を多数掲載してきた雑誌。親の介護や看取り、そして自分自身の恋愛や仕事という、40代女性が直面するリアルな課題を正面から描くこの新連載は、まさに同誌の読者層にとって「自分ごと」として読める作品になりそうだ。

注目したいのは、「看取り」と「恋」を同時に物語の軸に据えた点だ。親のがんという重いテーマと、40歳からの恋愛というテーマを並走させる構成は、どちらか一方を描くだけでも十分に読み応えがある。それを一本の連載で描ききろうとする広田奈都美の挑戦は、かなり野心的と言っていい。

現代の日本では、未婚率の上昇や晩婚化、そして親の介護問題が社会的なテーマとして注目されており、この作品はそうした時代背景とも深く共鳴する。フィクションでありながら、読者が「あ、これ私のことだ」と感じる瞬間が随所に生まれるのではないだろうか。

連載はまだ始まったばかり。今後、主人公がどのように母との時間を過ごし、自分の恋と人生に向き合っていくのか、広田奈都美ならではの筆致でどう描かれるか、続報と次号以降の展開に注目していきたい。

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